■五井平和賞授賞式
受賞記念講演「新しい生物学が明かす『心の力』」/ブルース・リプトン
2009年度五井平和賞は、細胞生物学者のブルース・リプトン博士に贈られました。
リプトン博士は受賞記念講演の中で、心や環境が細胞をコントロールするという自身の研究をもとに、人は自らの人生を創造することができるという力強いメッセージを発信しました。
ブルース H. リプトン
1944年米国ニューヨーク州生まれ。細胞生物学博士(ヴァージニア大学)。ウィスコンシン大学医学部などで教鞭をとったのち、スタンフォード大学にて、細胞膜に関する画期的な研究に従事。遺伝子は単なる生物の設計図にすぎず、意識や環境が細胞をコントロールし、遺伝子のふるまいを変えることを明らかにし、エピジェネティクス(epigenetics)という新しい分野の端緒を開く。現在は、科学とスピリチュアルな世界の橋渡しをする新しい生物学のリーダーとして、多くのテレビ・ラジオ番組に出演するほか、米国内外の各種会議で講演し、医療専門家のみならず広い層の人々の意識変革に務めている。著書『思考のすごい力』(PHP研究所)、研究論文多数。
■若者が描く科学の未来
「より良い世界を築くために、科学が果たす役割」をテーマに実施した2009年度「国際ユース作文コンテスト」(主催:五井平和財団、ユネスコ)。世界134カ国、4506点の作品から選ばれた文部科学大臣賞受賞者2名が、科学に関わる自らの活動や展望について発表しました。
<子どもの部>
クリス・ソセリサ(インドネシア)
「僕たちの海、僕たちの未来」
<若者の部>
パルウィズ・エブラヒミ(アフガニスタン/米国)
「科学と闘い:研究と思いやりの融合」
■トークセッション「明るい未来へのシナリオ」
この混迷の時代を乗りこえ、調和した新しい文明へと変革を遂げるには、どのようなプロセスを踏めばよいのか。人類と地球社会の大いなる可能性について、最先端科学の研究や不変の英知をもとに語り合いました。
(出演者)
ブルース・リプトン/ 細胞生物学者、2009年度五井平和賞受賞者
田坂広志/多摩大学大学院教授、シンクタンク・ソフィアバンク代表、社会起業家フォーラム代表。米国のシンクタンクに務めた後、日本総合研究所の設立に参画し、数々のベンチャー企業と新事業を育成。現在はインターネットや著書、講演を通じて、新時代の生き方と働き方を提案すると共に、社会起業家の育成を通じて社会変革に取り組んでいる。『生命論パラダイムの時代』『ガイアの思想』を始め50冊以上の著書を上梓。
西園寺昌美/五井平和財団会長。非営利法人ワールドピースプレヤーソサエティ(本部ニューヨーク)代表。21世紀の人類の生き方をテーマにした講演・執筆活動および平和啓発活動を国内外で展開。西園寺裕夫と共にインドの「哲学者 聖シュリー・ニャーネシュワラー世界平和賞」受賞。著書『あなたは世界を変えられる』(河出書房新社)ほか多数。
(コーディネーター)
西園寺裕夫 五井平和財団理事長。ワールドピースプレヤーソサエティ理事長。民族、宗教、政治を超えたニュートラルな平和運動を世界各地で展開するとともに、様々な国際機関やNGOと協力し、「新しい文明を築くイニシアティブ」などの平和構築に向けた活動を推進している。日本ユネスコ国内委員会委員も務める。