五井平和財団について

世界平和は一人一人の心の中からはじまります。私たちは誰もがより良い未来に向けた地球進化の担い手であり、人類の一員として共通の使命と責任をもっています。

五井平和財団は、このような考えのもとに、持続可能で平和な地球社会の創造を目指し、教育、科学、文化、芸術など、あらゆる分野の英知を結集するためのネットワークを構築すると共に、これからの時代に必要な新しい意識・価値観を広める活動を展開しています。

五井平和財団の主な活動

各種イベントの開催

教育、科学、文化、芸術など、様々な分野で先進的な取り組みを行っている専門家を招き、より良い世界の創造や新しい生き方について考えるフォーラム、シンポジウム、講演会などを定期的に開催しています。

青少年教育

未来の担い手としての子どもや若者の役割を重視し、心の平和、生命の尊重、国際理解を育む青少年教育プログラムを企画・推進しています。

国際的なネットワークづくりと連携

国連・ユネスコなどの国際機関や同じ方向性を持つ世界各地の個人や団体と協力関係を構築し、世界平和を目的とした交流や共同事業を行っています。

調査研究

持続可能で調和した未来への指針となる新しい世界観・生命観を広めるため、最先端科学の分野を含む学際的調査・研究を行っています。

顕彰事業

様々な分野において、地球と人類の未来に真の平和と調和をもたらす上で、顕著な功績があった個人や団体に対して、毎年「五井平和賞」を授与しています。

各種メディアの制作と発信

「平和の創造」をテーマに、機関誌や書籍、映像作品などを制作し発信しています。

これまでの歩み

五井平和財団は、宗教哲学者であり、詩人・作家でもあった故五井昌久氏(1916-1980)の平和哲学を理念に設立されました。

五井氏は、第二次世界大戦後、民族、宗教、政治など、あらゆる違いを超えて、「世界人類が平和でありますように」という祈りに人類の心を結集しようと呼びかける世界平和運動を提唱しました。

この精神的な平和運動は日本から海外へと草の根的に広がり、1988年米国ニューヨーク州に非営利法人 May Peace Prevail On Earth International (旧名称:ワールド・ピース・プレヤー・ソサエティ)が設立されました。同団体は国連広報局の提携NGOとして、世界中のサポーターと共に活動を展開しています。

そして1999年、平和の創造に向けた調査研究とより広範な教育啓発事業を展開することを目的に、文部科学省の許可を得て、五井平和財団が設立されました。あらゆる生命が調和し合える新しい時代のビジョンと原則を示した「生命憲章」を基本理念に、種々の活動を推進しています。2005年には同じ方向性を持つ国内外の組織と「新しい文明を築く」イニシアティブを立ち上げ、持続可能で調和した地球社会の実現に取り組む人々のネットワークを広げています。

これまでの実績は国際的にも評価され、2004年に国際連合経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格を有するNGOに承認され、2006年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)との公式関係を有する財団として認定されました。また、2010年には内閣府から公益の増進に著しく寄与する法人であると認められ、公益財団法人となりました。