平和科学調査研究会
平和科学調査研究会では、持続可能で調和した未来への指針となる新しい世界観・生命観を広めるため、最先端科学の分野を含む学際的調査研究を行っています。調査研究会のメンバーは五井平和財団の賛助会員でもある様々な分野の専門家などで構成され、五井平和賞の候補者の推薦も行っています。
現在、以下の研究テーマを設定し、活動しています。
研究テーマ一覧
つながり・ワンネス<最新テーマ>
観念を超えた生命の本質としての「つながり」や「ワンネス」の意味を、様々な分野における理論や事例の調査研究から学び、新しい文明の考察につなげる。
幸せの価値観
従来の価値観における経済成長の行き詰まりを多くの人々が感じる中、文学、思想、宗教、哲学、心理学、経済、社会人類学、システム科学などの多様な分野から幸せに関する資料を紐解き、新しい文明における真の豊かさや幸せの価値観とは何かについて、幅広い調査研究を行っている。
ESD・新しい文明を築くための教育
子どもの生育環境が複雑化する現代において、未来の教育について考える。長年ESDを社会教育の場で実践してきた「地球っ子広場」等のメソッドについて調査研究を行うほか、世界中の様々な教育論を参考にしながら、新しい文明における教育のあり方を独自の視点で考察している。
震災復興
東日本大震災という未曾有の天災を経験しながらも、日々復興に向かっている東北地方には、自然、防災、文化、原子力、地域コミュニティなど、様々な視点から未来を考える上で学ぶべき事例が多く存在する。文献やメディア等の資料を基に、新しい時代の街づくりやコミュニティのあり方を調査研究し、アーカイブ化している。
科学的事例調査
次世代エネルギー、先端医療等、先端科学の分野は新しい文明を考える上で不可欠である。現代の科学はどこまで進んでいるのか。ジェネラリストの視点から様々な事例を調査研究し、科学の最前線を俯瞰している。
平和へのシナリオ
既存の社会システムや科学的進歩の枠にとらわれず、自由な発想で新しい文明における平和な世界の具体的なビジョンを掲げ、そこへ至るプロセスについて逆説的に考察。ショートストーリーとしてまとめている。
自由研究
物理学、数学、経済学など専門的な知識を有したメンバーが、それぞれの分野の調査研究に取り組み、基礎理論等をわかりやすく紹介し、研究会内の相互の学びを促進している。