2016年度「五井平和賞」受賞者

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ハフサット・アビオラ=コステロ

民主化運動家、政治家(ナイジェリア)

授賞理由

ハフサット・アビオラ=コステロ氏は、アフリカの真の民主化の実現を目指して活動する民主化運動家です。そのビジョンは、女性も男性も等しく、全ての人が自らの輝きを見出し、互いにつながり合い、地球全体を明るく照らし出していく社会です。

アビオラ氏は、ナイジェリアの民主化運動を先導し、命を落とした両親の遺志を継ぎ、女性の社会参画の推進やリーダーシップの育成など、20年に亘り一貫して女性の支援を続けてきました。また、過激派組織ボコ・ハラムが世界的に報道される以前から危険地域に赴き、女性たちの連合を立ち上げ、暴力に対して正義の声を上げてきました。

ビジョンあるリーダーシップで、自国の女性のみならず、公正で調和した社会を目指す世界の人々に勇気を与え、不屈の精神で真の民主社会への道を切り開いてきたアビオラ氏の功績が認められました。

プロフィール

1974年ナイジェリア生まれ。アメリカ留学中の93年、実業家だった父が、軍事政権が続く母国ナイジェリアで行われた民主的大統領選挙で圧勝するも選挙を無効にされ投獄される。96年釈放運動を先導した母が暗殺され、2年後、釈放前日に父も不慮の死を遂げる。97年ナイジェリアに母の名前を冠したNGO団体クディラット・イニシアティブ・フォー・デモクラシー(KIND)を立ち上げ、民主化の実現を目指した両親の遺志を胸に、女性の社会参画の支援、リーダーシップの育成など、同国を中心にアフリカ全体の民主化を推進している。現在、ナイジェリア・オグン州知事特別顧問・同州閣僚として行政にも携わり、持続可能な開発に尽力。民主化の若きリーダーとして、世界のメディアでも数多く紹介されている。