2018年度「五井平和賞」受賞者

ララ・ハスナ王女

モハメッド6世環境保護財団代表(モロッコ)

「五井平和賞」は、2000年の創設以来、教育・科学・文化・芸術など、様々な分野において、地球と人類の未来に真の平和と調和をもたらす上で、顕著な功績があり、「生命憲章」の理念原則と同じ方向性を持つ個人や団体を顕彰している国際的な賞です。 

2018年度の「五井平和賞」は、モハメッド6世環境保護財団の代表として、モロッコ全国の環境保護活動を牽引すると共に、世界的にも環境意識啓発に尽力し続けるララ・ハスナ モロッコ王国王女に決定しました。

授賞式は、11月23日(金・祝)に東京・大手町の日経ホールにて開催される「2018年度五井平和財団フォーラム」において執り行われます。

授賞理由

ララ・ハスナ王女は、モハメッド6世環境保護財団の代表として、海岸の美化・保全をはじめ、持続可能な観光、大気汚染および気候変動にかかる取り組み、歴史的庭園の再生やヤシの木立の保護など、多岐にわたる実践的な環境保護活動にリーダーシップを発揮してきました。また、特に子どもや若者の環境保護教育に注力し、幼少期から自ら考え、責任をもって行動し、社会や環境の問題を解決できる次世代の育成に成果を上げています。

「All for the Environment(全ての人々が環境のために)」をモットーに、行政、企業、学校、地域社会、若者・子どもなど、あらゆるステークホルダーを変化の担い手として動員し、環境保護を全国的な取り組みにまで高め上げるとともに、世界的には国際機関や各国の団体と協力し、持続可能な未来に向けた意識啓発に尽力し続けてきました。その功績を称えるものです。

プロフィール

故ハッサン2世前モロッコ国王の子女で、モハメッド6世現国王の末の妹。幼少時代より社会問題、特に環境問題に関心を持つ。1999年ハッサン2世国王から3600キロにもおよぶ海岸線の保全を任されると全国的な活動を展開し、成果をあげる。2001年モハメッド6世環境保護財団が創設され、代表に就任。数々の環境保護、環境教育の事業を立ち上げる。これらの活動は国際的にも高く評価され、2007年には国連が支援する環境のための欧州・地中海地域計画より海岸大使(Ambassador of the Coast)に任命される。2014年日本で開催されたESDに関するユネスコ世界会議、2016年COP22(国連気候変動枠組条約第22回締約国会議)、2017年COP23ほか様々な国際会議において環境意識啓発と持続可能な開発のための教育(ESD)の重要性を訴え続けている。2018年4月コンゴ盆地気候・コンゴ盆地ブルー基金委員会の親善大使に任命される。