2022年度「五井平和賞」受賞者

Satish Kumar

サティシュ・クマール

平和活動家、エコロジー思想家(イギリス)

「五井平和賞」は、2000年の創設以来、教育・科学・文化・芸術など、様々な分野において、地球と人類の未来に真の平和と調和をもたらす上で、顕著な功績があり、「生命憲章」の理念原則と同じ方向性を持つ個人や団体を顕彰している国際的な賞です。 

2022年度の五井平和賞は、シンプルで持続可能な生き方を提唱する世界的なエコロジー思想家・活動家のサティシュ・クマール氏に決定しました。

授賞式は、11月23日(祝・水)にオンラインで開催される「2022年度五井平和財団フォーラム」において執り行われます。

サティシュ・クマール氏は、思想家、活動家、教育者として、その生涯を平和で持続可能な世界をつくるために捧げてきました。人が自然と調和し、精神性を大切にし、平和で公正な社会をつくるという、ソイル(土)・ソウル(魂)・ソサエティ(社会)の三つのバランスが取れたホリスティックなビジョンを掲げ、シンプルで美しい生き方を提唱してきました。

その哲学を学ぶ大学「シューマッハ・カレッジ」を設立し、ヘッド(頭)・ハート(心)・ハンド(手)を統合した先駆的な教育を実践するなど、様々な普及啓発活動を通して、また、エコロジカルでスピリチュアルな原則の体現者として、多くの人々に、自らを変えることで世界を変えるようインスピレーションを与えてきました。その長年の功績が評価されました。

プロフィール

サティシュ・クマール/Satish Kumar

平和活動家、エコロジー思想家。1936年インド生まれ。9歳でジャイナ教修行僧となり、18歳でマハトマ・ガンジーの非暴力思想に共鳴し還俗。1962年から核兵器廃絶を訴える13,000キロの平和巡礼を無銭、徒歩で2年半かけて行う。その旅で自然破壊を続ける現代文明の姿に危機感を抱き、環境活動も開始。1973年にイギリスに移住し、東洋と西洋の哲学を融合し、持続可能なライフスタイルを提唱する雑誌『リサージェンス&エコロジスト』の編集長を43年間に亘り務める。1991年、エコロジカルな生き方を実践的に学ぶ国際的教育機関「シューマッハ・カレッジ」を共同設立し、30年間で90カ国20,000人を育成。80代となった現在も、自然環境の再生、社会的な公正、精神的な充足を促進するための執筆・講演活動を精力的に続け、世界的に活躍している。『エレガント・シンプリシティ「簡素」に美しく生きる』(NHK出版)ほか、著書多数。

五井平和賞 歴代受賞者