【開催報告】国連特別行事の報告


2013年2月14日、ニューヨーク国連本部の総会議場において、“United for a Culture of Peace Through Interfaith Harmony(宗教間の調和を通じた平和の文化のための結束)”というイベントが開催され、五井平和財団は、姉妹団体であるワールド・プレヤー・ソサエティと本行事を後援し、プログラムの企画・遂行に協力しました。

国連は、平和の文化を世界に広める上で不可欠である、宗教間の調和と結束を育むことを目的とした“World Interfaith Harmony Week(世界宗教間の調和週間)”を2011年から設けており、本行事はこの国連週間の主旨に沿って、第67回国連総会議長、ユネスコ(国連教育科学文化機関)および、国連宗教NGO委員会の主催で行われました。また、グアテマラ、ヨルダン、イラク、カザフスタン、マレーシア、ニュージーランドの国連代表部が共催、リビヤ、フィリピン、サモア、ジンバブエの国連代表部が後援、さらに多くのNGO連合が協力団体として名を連ねました。

国連諸機関の代表、各国国連大使、宗教者、NGO代表らが講演し、当財団の西園寺昌美会長、西園寺裕夫理事長もスピーチを行いました。そして、国連インターナショナルスクールの子どもたちやスピリチュアルなグループによるコーラスなど、多彩なプログラムが繰り広げられる中、世界各国の国旗を掲げ、1カ国ずつ平和を祈る「ワールド・ピース・フラッグ・セレモニー」が行事のクライマックスを飾りました。

3時間におよぶこの行事は、あらゆる違いを超えて、参加者全員で平和を発信するという、国連でも類を見ない機会となり、その模様はインターネット放送を通じて、全世界に生中継されました。

異なる国籍や宗教など、様々なバックグランドを持つ1500人が集った国連総会議場は、平和を願う思い、“May Peace Prevail on Earth(世界人類が平和でありますように)”によって一つにつながり、人類の多様性の素晴らしさを称え、認め合う「宗教間の調和を通じた平和の文化のための結束」に向けた、大きな一歩となる特別行事となりました。

インターネット放送の録画を見る