【開催報告】平和科学調査研究会「調査研究成果発表会」

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7月24日(日)、都内にて「平和科学調査研究会 調査研究成果発表会」が開催されました。2012年に前身の平和科学研究会から“新しい文明を築く”を主たるテーマにリニューアルしスタートをした平和科学調査研究会。リニューアルから5年の区切りとして、分科会活動の調査研究成果の取りまとめを行い、各分科会から成果の概要の発表を行いました。

当日は様々な分野の専門家であるフェローをはじめ約50名のメンバーが集い、発表に基づく活発な質疑や意見交換がなされました。

各分科会からの発表内容

フロンティア情報科学
情報学を中心に現代科学における俯瞰的な調査研究を第1フェーズから継続して行った。発表会では“意識”や“人工知能”を具体例として現代科学における捉え方を紹介した。

 

平和へのシナリオ分科会
メンバーが作成したシナリオの一例として、「研究対象を物質だけに限定しない科学が将来的に現れることにより、政治や経済などの社会システムが徐々に変化をし、平和になっていく。」というシナリオが発表された。

 

震災復興分科会
東日本大震災を踏まえ、次世代エネルギー、原子力発電所と放射能、震災の被害状況と人々の変化などの調査研究を行った。発表会では防災教育と震災復興に関する様々な書籍・文献の中から、新しい文明における人々の価値観の紹介がなされた。

 

ESD・教育分科会
「新しい文明における理想の教育とは」について教育の現状や課題の調査、新しい教育のモデルの調査などを行った。発表会では「教育とは何か」について教育原理や教育哲学からの考察の発表と共に、新しい教育モデルの一例として“五井平和財団 地球っ子広場”の概要と活動の紹介がされた。

 

科学的事例調査分科会
先端的な現代科学について、様々な事例の調査を行った。発表会では「宇宙太陽光発電」、「ガンの代替療法」について発表が行われたほか、「パラダイムシフト」に関する書籍や資料の紹介が行われた。 

 

幸せの価値観分科会

幸せに関する資料・文献126点を収集し、分野別に整理をし、調査研究を行った。発表会では「幸福」について心理学や西洋哲学の観点からの考察が行われたほか、「西洋と日本の幸福観の違い」の発表や、偉人・現代の著名人・アニメキャラクターなど枠に囚われない、幸福に関する名言集の紹介も行われた。