「ESDと平和の創造」をテーマに奈良教育大学で講義

2018120日(土)、奈良教育大学の学生企画活動支援事業の一環として開催された「ESD実践勉強会」に、五井平和財団の職員2名が講師として招かれました。

 ESD実践勉強会」は、「ESDと平和の創造」というテーマで、平和の創造に向けたESDの可能性や課題などに関する講演会とワークショップの2部構成で行いました。ESDや平和について、理論と実践の両面から「考え、心で感じる」時間となるよう目指しました。

 前半は、平和の定義や平和を脅かす要因、平和を創造するための諸条件などについて、様々な事例を学んだりグループ内で話し合ったりしながら、マクロの視点から考えました。後半は、体験型ワークショップを通じて、自分たちの意識や価値観、行動がどのように変われば平和な未来を創造していけるか、それぞれが心の中で感じ取りました。

 同大学で英語、国語、数学、理科、社会、美術、特別支援教育などを学ぶ「教員の卵たち」の学部生や大学院生、教職大学院生の他、同大学附属小学校の現職教員、県外のユネスコ協会関係者ら総勢18名が参加し、熱気あふれる4時間半の勉強会となりました。

特に、パズルピースを使ったワークショップの中で、自らの心の中を深く内省した体験は、参加者にとって新鮮だったようで、「一人一人が周りとつながっていくことが平和の一歩になることが分かった」など、深い学びや気づきの感想が幾つも寄せられました。