平和に関する世界の若者の意識調査―2022年度調査結果【問2】

2021年度と同じく、若者たちにとって一番大切な平和は「自然を含む地球の平和」

問2:あなたにとって一番大切な平和とは何ですか。

子どもと若者の比較
2021年度と同様に、子ども(14歳以下)、若者(15~25歳)共に「自然を含む地球の平和」が自分にとって一番大切と考える者が最も多く、子ども49.2%(前年度比1.4%増)、若者39.8%(同0.5%減)であった。
また、2番目に多かった回答は、子ども、若者共に「世界人類の平和」であったが、子どもが22.7%(同1.9%増)であったのに対し、若者は25.3%(同1.8%増)であった。他方、子ども、若者共に3番目に多かった「自分の心の平和」では、若者24.2%が子ども16.2%を8.0%上回った。ここから、年齢が上がるほど、より内面を重視する傾向を読み取ることができる。(グラフ2-1ならびにグラフ2-2の通り)

Q2-子ども
グラフ2-1)子ども(14歳以下)2021年度と2022年度の比較
Q2-日本
グラフ2-2)若者(15~25歳)2021年度と2022年度の比較

世界と日本、地域別の2021年度と2022年度の比較
世界全体で、最も大切な平和は「自然を含む地球の平和」41.4%(2021年度比0.1%増)、2位が「世界人類の平和」24.9%(同1.8%増)、3位が「自分の心の平和」22.9%(同4.4%減)となった。2021年度から2位と3位が入れ替わり、平和意識が世界へ広がったように見受けられる。(グラフ2-3の通り)

日本は、2021年度3位の「自分の家族の平和」4.8%(同0.3%増)と4位の「自分の心の平和」4.4%(同1.4%増)の順位が入れ替わった。(グラフ2-4の通り)

地域別でみると「自分の心の平和」が、東欧・中央アジアでは16.2%(2021年度比9.1%減)、中東では10.3%(同5.4%減)と前年度から減少した。(グラフ2-8-1、グラフ2-8-2、グラフ2-9-1、グラフ2-9-2の通り)

Q2-世界
グラフ2-3)世界(2021年度と2022年度の比較)

Q2-日本
グラフ2-4)日本(2021年度と2022年度の比較)
アジア・大洋州-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-5-1)アジア・大洋州(2021年度)

Q2-2022_アジア

グラフ2-5-2)アジア・大洋州(2022年度)

北米・西欧-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-6-1)北米・西欧(2021年度)

Q2-2022_北米

グラフ2-6-2)北米・西欧(2022年度)

中南米-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-7-1)中南米(2021年度)

Q2-2022_中南米

グラフ2-7-2)中南米(2022年度)

東欧・中央アジア-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-8-1)東欧・中央アジア(2021年度)

Q2-2022_東欧

グラフ2-8-2)東欧・中央アジア(2022年度)

中東-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-9-1)中東(2021年度)

Q2-2022_中東

グラフ2-9-2)中東(2022年度)

アフリカ-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ2-10-1)アフリカ(2021年度)

Q2-2022_アフリカ

グラフ2-10-2)アフリカ(2022年度)