平和に関する世界の若者の意識調査―2022年度調査結果【問7】

世界全体、日本共に「戦争や紛争をなくすこと」が世界平和に向けた最重要課題に

問7:世界が平和になるために、解決しなければならない重要な課題は何だと思いますか。(3つまで選択可)

世界全体では、解決しなければならない重要な課題として、2021年度2位の「戦争や紛争をなくすこと」が最重要課題となり55.0%(昨年度比13.1%増)、2位「人権の抑圧や差別をなくすこと」49.3%(同5.0%減)、3位「貧困や飢餓をなくすこと」38.6%(同0.5%増)と続く。(グラフ7-1の通り)

回答率が増加した項目は「核兵器および原子力発電を廃絶すること」で12.1%(同2.4%増)、なかでも東欧・中央アジアでは15.5%(同4.1%増)に。(グラフ7-1、グラフ7-6-1、グラフ7-6-2の通り)

また、「各国の政情が安定し、国際協力が進むこと」30.0%(同1.1%減)や「気候変動や自然災害への対策を行うこと」20.4%(同0.7%減)は、2021年度と同様の結果であったが、教育や経済格差、環境、健康の重要度はやや下がる傾向が見られた。(グラフ7-1の通り)

日本については、「戦争や紛争をなくすこと」が68.9%(2021年度比12.8%増)と世界全体、全地域と比較して、最も高い数値となった。(グラフ7-2の通り)

地域別に見ると、「戦争や紛争をなくすこと」は、中東では、2021年度に続き、最重要課題60.3%(同0.5%増)となった。中南米を除く4地域でも、9.6%(北米・西欧)~15.4%(アフリカ)の大幅な上昇を見せた。(グラフ7-3-1、グラフ7-3-2、グラフ7-4-1、グラフ7-4-2、グラフ7-5-1、グラフ7-5-2、グラフ7-6-1、グラフ7-6-2、グラフ7-7-1、グラフ7-7-2、グラフ7-8-1、グラフ7-8-2の通り)

Q7-世界
グラフ7-1)世界(2021年度と2022年度の比較)各項目を選んだ者の割合

Q7-日本
グラフ7-2)日本(2021年度と2022年度の比較)各項目を選んだ者の割合
アジア・大洋州-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-3-1)アジア・大洋州(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_アジア

グラフ7-3-2)アジア・大洋州(2022年度)各項目を選んだ者の割合

北米・西欧-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-4-1)北米・西欧(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_北米

グラフ7-4-2)北米・西欧(2022年度)各項目を選んだ者の割合

中南米-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-5-1)中南米(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_南米

グラフ7-5-2)中南米(2022年度)各項目を選んだ者の割合

東欧・中央アジア-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-6-1)東欧・中央アジア(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_東欧

グラフ7-6-2)東欧・中央アジア(2022年度)各項目を選んだ者の割合

中東-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-7-1)中東(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_中東

グラフ7-7-2)中東(2022年度)各項目を選んだ者の割合

アフリカ-平和についての意識調査-五井平和財団

グラフ7-8-1)アフリカ(2021年度)各項目を選んだ者の割合

Q7-2022_アフリカ

グラフ7-8-2)アフリカ(2022年度)各項目を選んだ者の割合