【Goi Peace Pod】人の善意を信じることは容易ですか

はい、容易です。私は、人の善意と公正さを示す感動的な見本を見て育ちました。

私の父、ビル・ジャービスは、1956年にカイロプラクターになりました。私は11歳でした。当時、カイロプラクティックは医学界から競合相手とみなされ、”ヤブ医者 “と呼ばれていました。カイロプラクティック治療をカバーする保険もありませんでした。

父と5、6人のカイロプラクターは、「GPC」(God, Patient, Chiropractor=神、患者、カイロプラクター)と呼ぶシステムでお互いをサポートし合っていました。父は、上部に細長い穴を開けた箱をオフィスのドアの内側に置いていました。それぞれの患者は、治療に対して妥当だと思う対価、あるいは払えるだけの金額を支払いました。父は、誰がいくら支払ったのか、小切手でも貰わない限り、知る由もありませんでした。

父はその収入と、秘書をしていた母の収入とで、ニューヨークのプレザントビル地区の良い学区にとても素敵な家を買いました。私も兄弟たちも、家族に苦労をかけることなく、学生ローンの負債もなく、大学を卒業しました。

父の患者さんの中には、治療費をお金以外で支払ってくれた人もいました。レバノンからの移民家族は、いつも大きなボウルに入ったタブーレ (小麦と野菜のサラダ)を持ってきてくれ、私の好物の一つになりました。でも、一番の贈り物は、与えることによって、必要なものが返ってくることを実感できたことです。私たちはそれを毎日実践していました。

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POD参加者パトリシアさんの投稿より