ジェームス・ラブロック

生物物理学者（英国）

授賞理由

ジェームス・ラブロック博士は「地球とは自己調整機能により快適環境を維持している生命体である」という「ガイア理論」を提唱し、人類の地球に対する見方を大きく変え、世界的な環境への意識の高まりにも刺激を与えました。自然科学の分野を通した、地球と人類の未来への貢献が評価されました。

プロフィール

1919年イギリス生まれ。生物物理学者。ロンドン大学、マンチェスター大学で学び、医学博士取得。米国のイエール大学、ハーバード大学で研究。現在、英国オックスフォード大学グリーン・カレッジ名誉客員教授。NASAでの活動中、ガイア理論を提唱。海洋生命学協会理事長。74年英国学士院会員に選ばれる。90年アムステルダム環境賞受賞。著書『ガイアの時代』（工作舎）、『地球生命圏－ガイアの科学』（工作舎）、その他論文多数。最新著『ガイアへの敬意』は自叙伝となる。