都内の高校生が駐日コソボ大使と交流学習

5月10日(土)、中央大学附属高等学校(東京都小金井市)の選択科目「グローバル・プロジェクト」の一環で、サブリ・キチマリ駐日コソボ共和国大使による、1年生と3年生約100人を対象にした交流授業を企画・実施しました。

コソボは、旧ユーゴスラビアの解体に伴って勃発した激しい紛争や国連による統治を経て、2008年に7カ国の一つとして独立。キチマリ大使は、ユーゴスラビア紛争中の21歳の時、ドイツに渡り、大学卒業後はジャーナリストとして活動したことや、帰国後、3年前に駐日大使に着任する前は大学教授を務めた経歴などを紹介しました。

そして、同国は高校までの12年間を完全無償の義務教育とし、以降は無償の夜間学校を併設するなど、学生が自分のペースで学べる教育制度を有していることや、外交面では、国連加盟は実現できていないものの、EU(欧州連合)加盟27カ国の一つとして、世界の平和と発展に積極的な役割を果たそうとしていることなどについて熱く語りました。

生徒から内戦で戦ったセルビアとの和解状況について尋ねられると、「和解のプロセスは大変だが、時間をかけて講和を進めていきたい」と答えました。

最後に3年生の藤原菜夏子さんから、「国を形づくる人々の背景には真のストーリーがあることを知りました。これからもグローバルな課題に関心を持ち続け、対話を通じて異文化の懸け橋となりたいです」と、感想が述べられました。

本事業は、駐日大使館との連携教育プログラムの一環で行われました。