
6月21日(日)、認定NPO法人PEACE DAY主催による「第1回PEACEシンポジウム2026」が都内の品川女子学院講堂で開催されました。平和構築、難民支援、国際協力、平和教育など、平和の実現に向けて活動する様々な分野の団体が集い、新たなつながりや協働の可能性を探るこのシンポジウムに、当財団は、川村真妃理事長によるピッチリレーへの登壇、ブース出展などで参加しました。
ピッチリレーで財団の取り組みを紹介
シンポジウムを主催した認定NPO法人PEACE DAYは、昨年の五井平和賞受賞者、ジェレミー・ギリー氏もその普及に取り組んでいる9月21日の国際平和デーの普及と、平和を実現する人々のつながりを育むことを目的に活動しています。
この日は、様々な分野で活動する25団体による3分間のピッチリレーが行われ、それぞれの活動を紹介すると共に、協力を呼びかけました。
川村真妃理事長はトップバッターとして登壇し、「平和とは何だと思いますか」という問いかけから発表を開始。財団では、戦争がない状態だけでなく、一人一人が自分らしく生き、互いの違いが尊重され、人と自然が調和して生きられる社会の土壌が育まれていることだと、生命憲章の理念に基づいて紹介しました。
また、世界では暴力の代償として年間約3000兆円もの資源が費やされる一方、平和構築への投資は、その1%にも満たない現状に触れ、「起きてから対処するのではなく、起きない未来をつくるための投資が必要」と提起。そのために、25年以上に亘り、様々な事業を通じて、平和の土壌づくりに取り組んできたと述べました。
さらに、「国際ユース作文コンテスト」の参加者を対象に実施した平和意識調査をもとに今年スタートした、青少年教育事業「Youth Peace Ambassadors」のオンラインプログラム「Peace Journey」について紹介しました。
Peace Journeyには、戦争や対立などで心に深い傷を経験した若者も参加しています。しかし、参加者たちは対話や内省を重ねながら、自らの経験を、平和を創造する力に変えていることを紹介しながら、「一握りのリーダーが世界を平和にするのではなく、一人一人が持てるものを与え、つなげ合う。そうした人づくりこそが、根本的で着実な平和への道」と言及しました。
そして、平和を求める世界の多くの若者たちを支える大人の数と仕組みが足りないことを課題にあげ、これらに対する様々な形での協力を呼びかけました。
ピッチリレーで財団の取り組みを紹介
ピッチリレー終了後には、参加団体によるブース展示・交流会が行われました。
五井平和財団は、生命憲章の理念をはじめ、Youth Peace Ambassadorsの取り組み、歴代の五井平和賞受賞者などをパネル展示し、スタッフが来場者へ活動を紹介したり、意見交換などを行いました。
また、シンポジウム後半には、経済界や学術界など各分野の代表者によるピッチリレーへの講評が行われ、当財団の西園寺裕夫会長も登壇しました。
今回のシンポジウムでは、多様な分野の団体や人々との新たなつながりを築く貴重な機会となりました。こうした出会いを大切にしながら、「平和の土壌づくり」を進めると共に、様々な分野・団体と多様な形での協働を進めたいと考えています。
出展ブースでは、スタッフたちが来場者と楽しく交流。
参加団体の活動を称える西園寺裕夫会長。