【開催報告】若者のリーダーシップ育成ワークショップをバンコクにてユネスコと共催

2017年11月15日~17日、タイの首都バンコクにおいてユネスコ本部、ユネスコ・バンコク事務所、五井平和財団およびコスタリカのNGO地球憲章インターナショナルの共催で、ESD(持続可能な開発のための教育)に関するリーダーシップ育成ワークショップが行われ、アジア太平洋地域の23ヵ国から18~35歳の若者34人が参加しました。

このワークショップは、五井平和財団が主要パートナーとして参画している、ユネスコの「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」パートナー・ネットワークが、ESDの担い手としての若者を世界中に増やすことを目的に開発したプログラムで、これまでヨーロッパ、アフリカ、中東、中南米で実施されてきました。

アジアでの実施となるバンコクのワークショップでは、当財団は、準備と運営に協力するほか、ヨーロッパ代表のパトリック・プティ職員が共同ファシリテーターを務めました。

一日目の朝は、イランの行政官、インドの社会起業家、カザフスタンの大学講師、クック諸島の環境活動家ほか、多様な文化背景を持つ参加者の自己紹介から始まりました。続いて、システム思考、紛争解決、リーダーシップなど、ESDに必要なコンセプトやスキルを身につけるための体験型トレーニングが行われました。

二日目は、習得した理論を実践に移すため、コミュニケーションやファシリテーションの技術を学び、参加者同士でワークショップの企画に取り組みました。そして、最後はそれぞれ自国のダンスを教え合い、交流を深めました。

最終日は、地元の教育団体、コンパス・エデュケーションに所属する高校生たちのガイドで、「バンコクの緑の肺」と呼ばれる都会のオアシス、バーンガジャオを訪れ、マングローブの生態系を観察しながら持続可能性について学びました。

三日間の充実したトレーニングを終え、参加者たちは無事、修了証を受領。ユネスコが構築を進めているESDユースリーダーのグローバルネットワークに加わりました。自国に戻り、今回得た学びを生かしたワークショップをそれぞれ企画、実施することが求められます。彼らがリーダーとして、同世代を巻き込んでいくことにより、世界各地にESD実践者の裾野が広がっていくことが期待されています。

ペアになって相手の話をじっくり聞き、共感力を高める練習。

ESD日本ユースのメンバー2名も参加しました。(中央右:中尾有里さん)

カザフスタンのダンスで盛り上がる参加者たち。

フィールド視察を通してサステナビリティについて学ぶ。