
五井平和財団と駐日モロッコ大使館の仲介のもと、異文化理解と相互尊重の学びを深めることを目的に、東京の千代田区立富士見小学校とモロッコの首都ラバトにあるアブデルモウメン小学校の児童同士の3年目となる交流プログラムが、20205年7月から7カ月間に亘って実施されました。
日本側からは3、4年生の約150名が、モロッコ側からは約35名が参加。オンラインやビデオなどによる交流を重ねました。
プログラムは、昨年7月、富士見小の児童たちが駐日モロッコ大使館のズバイダ・クレイマ文化参事官よりモロッコについて学ぶ特別授業から開始。10月には8時間の時差を超え、オンラインによる交流を実施。児童からは「クイズを出し合い、楽しい時間を過ごすことができた」、「同じ地球に住むつながりを感じた」など、互いの「顔が見える」交流を喜ぶ声が聞かれました。
以降、両校の児童が暮らす街の歴史や自然、国の伝統工芸などについて、スライドやビデオレターを通じて紹介し合いました。
締めくくりは、ラシャッド・ブフラル駐日モロッコ大使を招き実施された2月27日(金)の活動発表会。
保護者も見守る中、児童たちは交流プログラムを振り返り、「私たちが住む地域の魅力を伝えることができて嬉しかった」、「似たような工芸品がどちらの国にもあり、ビックリした」、「モロッコについてもっと知りたくなった」など感想を発表。会場の体育館に展示された、モロッコの児童に紹介した内容を見て回るブフラル大使にも熱心に説明をしたほか、3年生はモロッコのダンス「シャービー」から着想を得たダンスをサプライズで披露しました。
終始笑顔で児童との交流を楽しんだブフラル大使は、最後に、「将来、両国の皆さんが互いの国を訪れ、この交流で学んだことを自分の目で見る日がくることを夢見ています」と語りかけ、モロッコの児童へ宛てたメッセージカードを受け取りました。
五井平和財団では、相互理解促進を通じて、お互いの心の距離を縮める両国の学校間交流を引き続きサポートしてまいります。
ビデオレターで、モロッコの伝統技術の一つ、革製品のなめし加工を紹介するアブデルモウメン小学校の児童。
「いつか皆さんと会いたいです」など、ブフラル大使に託された、英語やフランス語で手書きされたモロッコの児童宛のメッセージカード。
本事業は、駐日大使館との連携教育プログラムの一環で行われました。