2019年10月13日(日) ~ 10月14日(祝・月) @東京
参加無料 (宿泊・食事を提供)
第6回ESD日本ユース・コンファレンスは台風19号の影響により、2020年2月15日(土)~2月16日(日)に延期となりました。
環境や社会の様々な課題を解決し、みんなが幸せに暮らせる持続可能な社会を育むためには、どうすればよいのか? そのために「教育」や「人づくり」を通して、私たちは何ができるのか?
ESD日本ユース・コンファレンスは、このような問題意識をもつ全国の次世代リーダーが、業種や分野を越えてつながり、学び合い、連携しながら未来を変えるアクションを生み出していく合宿形式のイベントです。
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた国際的な教育ムーブメントであるESD(持続可能な開発のための教育)の推進を目的に、2014年から開催している本コンファレンスには、学生、教育機関、NPO、行政、企業などから、毎年選抜された約50名が参加し、互いに応援し合い、協働するコミュニティ「ESD日本ユース」として継続的に活動しています。
志ある同世代の仲間と出会い、未来を共につくる活動に関心のある方は、ふるってご参加ください!
本事業は2019年度日本/ユネスコパートナーシップ事業です。
こんなユースに来てほしい!
教員や研究者のみならず、NPO/NGO、学生、ユース組織、行政、自治体、企業、メディアなど多様な立場で、環境、平和、人権、健康福祉、国際協力、地域活性化などの課題をテーマに、持続可能な社会に貢献する人づくりや教育・普及啓発活動に取り組んでいる方。また、そのような活動に関心がある方。
コンファレンスの内容
キーコンセプト
●Capacity Building (学び・スキルアップ)
- 第一線で活躍する講師から ESD に必要なリーダーシップやコミュニケーション等について受講します。
- 参加者有志がワークショップを提供し、仲間同士で、学び合います。
- コンファレンスのプログラムそのものから、プログラムデザインやファシリテーションの手法を実践的に学びます。
●Transformation (個人の気づき・自己変容)
- それぞれの活動の歩みを語り合うストーリーテリングを通して、自分自身や仲間と深くつながります。
- 目指す未来のビジョンを共に描きます。
- 座談会形式で探求したいテーマについて、参加者同士でとことん対話します。
●Action Planning (アイデアの創発・具体的な取り組み)
- 一人一人がチャレンジしたいことを明確にし、互いに磨き合いながらマイプロジェクトをつくります。
- 仲間を募って自身の活動の次なる一歩につなげたり、新たな発想や連携による共同プロジェクトを生み出します。
●Community (ネットワーキング・コミュニティの形成)
- フォローアップとして各地で開催されるメンター相談会で、プロフェッショナル層からアドバイスを受けながらコンファレンスで生まれたアクションプランを前進させます。
- オンラインで磨き合いの会を定期的に行い、参加者同士でプロジェクトの相互支援を続けます。
- ユースが自主開催する勉強会や交流会を通して、ESD に関心のあるユースのネットワークを広げていきます。
- また、 一部有志は、次回以降のコンファレンスの企画運営に OBOG として携わり、「ESD 日本ユース」としてのつながりを継続していきます。
リーダーシップ育成講座 講師
嘉村賢州(かむら けんしゅう)
東京工業大学リーダーシップ教育院特任准教授人が集うときに生まれる対立・しがらみを化学反応に変えるための知恵を研究・実践。
場づくりの専門集団「場とつながりラボhome’s vi」を設立後、まちづくり、教育、組織開発やイノベーション支援など様々な分野でファシリテーションを行っている。
「ティール組織(英治出版)」解説者。
上田壮一(うえだ そういち)
一般社団法人Think the Earth 理事
広告代理店を経て、一般社団法人Think the Earth設立。多摩美術大学客員教授。
「コミュニケーションを通じて環境や社会について考えるきっかけづくり」をテーマに、ソーシャルプロジェクトを多数展開。現在は、SDGsを入り口に学びと行動を喚起するための場や教材を作り、全国に届ける活動「SDGs for School」を実施中。
過去参加者の体験談「私はこう変わった」
ESD日本ユース・コンファレンスでは、参加者一人一人が自らを発見し、自ら変わっていくプロセスを大切にしています。コンファレンスで得た気づきや経験をそれぞれの活動に活かしていくことで、波及効果が生まれ、社会の変容に確実につながっていくと考えています。
コンファレンスでの様々なワークショップや他の参加者との関わりを通して、自分がやりたいことが驚くほど明確になった。それからというもの、「私の信念」を常に意識しながら、日々子どもたちと接することができ、自分が取り組む教育の軸がしっかりと固まったように思う。また、コンファレンスでの一つ一つのワークを経験していく中で、自ずと実施したいプロジェクトが具体的になっていき、同じ問題意識や興味を持つ仲間とともに共同プロジェクトにも取り組むことができた。自分では考えつかなかったアイデアを得たり、一人の力ではできなかったことも、仲間の力を借りることで実現につなげることができた。そして何より、それぞれの得意分野で未来のために頑張る仲間を得たことが、自身の活動を進めるための大きな刺激と活力になり、私は私のいる場所で同じく未来のために最大限の努力をしようと、ESDに取り組む日々を楽しむことができるようになった。
コンファンレンスに参加してから改めて持続可能性について考えることが増えました。自分が理想とする世界を具体的に構想するようになり、その世界から遡って現在の世界にぶつけるという思考プロセスを経た結果、自分が人生をどのような形で過ごしたいのかが明確になりました。言い換えればコンファンレンスでの経験がきっかけで自分なりの哲学を築くことができました。
私は最近教員の仕事に対して、毎年同じ時期に同じ行事があり、授業で扱う文章も学年が同じだと同じものを扱い、生徒だけが入れ替わっていくような1年の繰り返しのように感じ始めてきていました。そんな時、ちょうどこのユース・コンファレンスに参加する機会をいただき、同じ年代や自分よりも若い方が地域から世界まで幅広く様々な人々や環境のために何かアクションを起こしていることを知り、自分自身の世界観が大きく変わりました。今まではどちらかというと教員として変わらない日常に慣れてしまっていて、進んで行動しようという気持ちが少なかったように思えます。コンファレンス後は、生徒と一緒にESD·SDGsを実践して誰か、または何かの役に立てるというわくわくする気持ちが明らかに増しました。自分から何かを始めることは勇気の要ることだと思いますが、「何でもやってみよう」という気にさせてくださったのはユースや事務局、メンターの方々のおかげだと思っています!
今の現場に数年勤める中で、自らの専門性(ファシリテーション)を高め続けてきた。これまで、それは民主的な社会づくりに貢献するために磨き続けてきたスキルであると思っていたが、コンファレンスに参加してから、それは持続可能な社会づくりに貢献するためのスキルでもあると、より多角的に自分の専門領域を見つめることができるようになった。この心境の変化によって、私の内面を満たすテーマが「グループ支援者として私は何ができるか」から「グループ支援者である私は何者か」にシフトすることとなり、より自らの活動に深みがでることを予感している。
コンファレンスに参加し、これまでの活動を自分の「人生」、「生き方」として振り返るという体験をし、その意義や大切さを客観的に捉えることができたように感じます。これからは自信をもってどんどん発信し、コンファレンスで出会った仲間たちにも、自分の活動に参加してもらったり、ゲストとして応援に来てもらったり、そんな繋がり方に発展していければと思います。
全体スケジュール
募集要項
開催期間 |
2019年10月13日(日)10:30 ~ 10月14日(祝・月)16:00 |
|
---|---|---|
開催場所 |
クロス・ウェーブ府中 (東京都府中市日鋼町1-40) 交通アクセス |
|
募集人数 |
50名程度 ※募集は終了しました。 |
|
参加費 |
無料 (宿泊、食事を提供) 。会場までの交通費は個人負担となります。※交通費の補助制度については、下記のよくある質問Q4をご覧ください。 |
|
応募要件 | 1. | 18歳〜35歳の方(2019年7月31日時点)で、持続可能な社会に貢献する人づくりや教育啓発活動に取り組んでいる方。また、そのような活動に関心がある方。(下記のよくある質問のQ1を参照) |
2. | 日本在住で、日本語での議論が可能な方。(国籍は問わない) | |
3. | 開催趣旨を理解し、積極的に会議の成果に寄与し、その後も「ESD日本ユース」のコミュニティのメンバーとして活動を継続していこうという意思のある方。 | |
4. | 10月13日(日)~14日(祝・月)全てのプログラムに必ず参加出来る方。 | |
5. | さらに、事前のオンライン・ミーティング(10月2日(水)または10月5日(土)のいずれか)、およびユース・コンファレンスのフォローアップとして開催するコミュニティ・ミーティング(2020年2月16日(日)/会場(東京)またはオンラインのいずれか)に参加できる方。 |
応募方法
募集締切 | 2019年7月31日(水)必着 ※募集は終了しました。 |
---|---|
選考結果 | 2019年8月30日(金)までにEメールで通知します。 |
問合せ先 | 〒102-0093 東京都千代田区平河町 1-4-5 平和第1ビル 公益財団法人 五井平和財団「ESD日本ユース・コンファレンス」係 TEL: 03-3265-2071 Eメール : esd@goipeace.or.jp |
主催 | 文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、公益財団法人 五井平和財団 |
後援 | 環境省、国連大学サステイナビリティ高等研究所、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、特定非営利活動法人持続可能な開発のための教育推進会議、日本ESD学会、ESD活動支援センター、関東地方ESD活動支援センター |
協力 | 特定非営利活動法人 場とつながりラボhome’s vi、一般社団法人Think the Earth |
ダウンロード
第6回ESD日本ユース・コンファレンス応募用紙
募集要項チラシ
事前説明会
過去参加者の体験談が聞ける説明会を開催します。気軽に質問や交流ができる会ですので、ぜひご参加ください。
日時 |
6月26日(水)18:30~19:30 ※終了しました。 |
---|---|
場所 | 東京都千代田区平河町1-4-5 平和第1ビル アクセス 公益財団法人 五井平和財団内 会議室 |
よくある質問
-
Q1どんな人が対象ですか?
-
A1
18歳~35歳の方で(2019年7月31日時点)、より良い社会をつくるために教育、普及啓発、人材育成などの活動に取り組んでいる方。また、そのような活動に関心がある方が対象になります。
教員や研究者のみならず、NPO/NGO、学生、ユース組織、行政、自治体、企業、メディアなど多様な立場で、環境、平和、人権、健康福祉、国際協力、地域活性化などの課題をテーマに、持続可能な社会に貢献する人づくりに関わる活動に取り組んでいる方や、そのような活動に関心がある方はどなたでもご応募できます。
過去の参加者紹介はこちら。
-
Q2事前オンライン・ミーティングは、どのように行うのですか?
-
A2
事前オンライン・ミーティングは、コンファレンスに先駆け、コンファレンスの趣旨や内容などについて意識合わせをし、参加者同士が交流をすることで、少しでも互いに知り合い、コンファレンス当日がより円滑に進むようにすることが目的です。10月2日(水)または10月5日(土)のいずれかにご参加ください。参加者同士の簡単な自己紹介と事務局からの説明、質疑応答を行います(ウェブ会議ソフトZoomを使用予定。スマートフォンやPCから簡単に参加できます)。また、Facebookの非公開グループでも交流を行う予定です。
-
Q3コミュニティ・ミーティングは、どのような内容ですか?
-
A3
「ESD日本ユース・コミュニティ・ミーティング」は、プロジェクトの実施報告などコンファレンスの成果発表会を兼ねて2020年2月16日に東京で開催します。コンファレンスのOBOG、ユースを応援してくれるメンターやESD関係者も多数参加し、業種、分野、世代を越えた対話を深めながら、実践コミュニティとしての「ESD日本ユース」の更なる発展に向けて、自由な意見交換を行います。当日は、会場の他にオンラインでも参加できるので、コンファレンス参加者は必ず参加してください。
-
Q4どこまで無料なのですか?交通費の補助はありますか?
-
A4
10月13日の宿泊ならびに13日昼食から14日昼食までの食事が提供されます。会場までの交通費は、原則、個人負担となります。交通費の補助制度については、以下の通りです。
- 自宅最寄駅-会場最寄駅(JR「北府中」駅)までの往復交通費が25,000円を超える場合は、差額を主催者が補填する、交通費補助制度を利用することができます。
- 交通費補助を希望する場合は、参加決定後に申請してください。事務局にて規程に沿って確認を行い、補助額を決定します。
- なお、基準となる往復交通費は、新幹線の場合は普通車指定席、飛行機の場合はLCCを除く事前購入割引運賃を基準とし、往復割引や学生割引(学生の場合)を利用した金額とします。
-
Q5ESDとは?
-
A5
ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。
今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。世界共通の目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」達成のためにも、重要な役割を果たしています。
国連決議により、2005年からの10年間を「国連ESDの10年」とし、ユネスコを主導機関とした世界的なESDの取り組みが進められ、現在は「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」に沿って、その更なる推進・拡大が図られています。ESDの詳細はこちらから。
-
Q6ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)とは?
-
A6
「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム」(Global Action Programme on ESD=GAP)は、ESD の更なる推進・拡大をめざして UNESCO が推進する「国連ESDの10年」(2005~2014年)の後継プログラムです。
GAP の全体目標は、持続可能な開発を加速するために、教育・学習の全ての段階・分野で行動を起こし強化することにあります。その実現のために、GAP では、 5 つの「優先行動分野(①政策的支援、②機関包括型アプローチ、③教員、④ユース、⑤地域コミュニティ)」を示し、その一つとして「ユースの役割支援と動員」が掲げられています。詳細はこちらから。
-
Q7SDGsとは?
-
A7
SDGsは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連本部の「国連持続可能な開発サミット」で全会一致で採択された、国際社会共通の目標です。
「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、17のゴール・169のターゲットから構成され、2030年を期限に達成を目指すものです。そして、SDGsの達成に参加・参画する人材の育成を担うのが、ESDです。詳細は、こちらから。